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ギタンジャリ20

ギタンジャリ20篇です。

蓮の花が咲いた日、
ああ わたしの心には迷いがありましたが それに気づいていませんでした。
わたしの篭は 空っぽで 花に気を留めていませんでした。
わたしは悲しみに襲われていました。またその感情が湧き起ります。
夢から覚めると、南風の中に甘い 不思議な香りが漂っていました。
そのほのかな甘さは わたしの心があこがれにも似たもので、心が締め付けられます。
この夏の熱い息は、厳しい夏が終わりを探しているかのようです。
その時 わたしは知りませんでした。
その花がそんなに近くにあり、しかもわたしのものだとは夢にも思いませんでした。
このとても甘い香りは わたしの心の奥深くで開花したものだったのです。


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蓮の花が咲くのはまだひと月以上先になるでしょうか。
蓮は音を立てて開くと言われています。(「ポン」という音ではないそうですが)
開花する瞬間に出くわすと、何かの扉が開いた気がするかもしれません。

自分の心の奥深くに眠っていたものも、一緒に開花するかのように
自分のことで、何かに気づかされるのです。

自然の中で静かに眺めているだけのことであっても、
自分の心の中と、外との出来事がどこかで一致して、
何か力をもらうことが結構ありそうな気がします。
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