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Gitanjali19-4

第19篇

あなたが話してくれないなら
あなたの沈黙で心を満たし それに堪えましょう。
わたしは静かに待ちます。
星が監視する夜のように 忍耐強く 頭を低く垂れて。
朝は必ず来る。
闇は消え去り、あなたの声は 金色の流れとなって大空を渡るでしょう。
あなたの言葉は  歌の翼になって、わたしの小鳥の巣の 一つ一つから飛び立ち
あなたの歌は 花となって わたしの森の茂みに 咲き出すでしょう。
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Gitanjali19-3

19-3 Then thy words will take wing in songs from every one of my birds' nests,
and thy melodies will break forth in flowers in all my forest groves.

「あなた」の声が金色に輝いています。
その言葉は「わたし」の歌に翼を生やして、「わたし」のもとから巣立って行きます。
「あなた」の翼を得た「わたし」の歌は遠くまで届き、心の中で花になります。
薄暗かった森の茂みの中にも花を咲かせて、美しい風景を作りだすのです。

試訳
あなたの言葉は  歌の翼になって、わたしの小鳥の巣の 一つ一つから飛び立ち
あなたの歌は 花となって わたしの森の茂みに 咲き出すでしょう。

Gitanjali19-2

19-2 The morning will surely come, the darkness will vanish, and thy voice pour down in golden streams breaking through the sky.
朝は必ずやってきます。
そのとき闇は消え去ります。
そんな朝には、あなたの声は金色に輝き、大空に響き渡ります。

試訳
朝は必ず来る。
闇は消え去り、あなたの声は 金色の流れとなって大空を渡るでしょう。

Gitanjali19-1

19-1 If thou speakest not I will fill my heart with thy silence and endure it.
I will keep still and wait like the night with starry vigil and its head bent low with patience.

「あなた」はわたしに声をかけてくださいません。
その沈黙で「わたし」の心を満たし、それに耐えるしかないのです。
「わたし」は「あなた」が声をかけてくださるのを静かに待つしかありません。
夜は静かに頭を低くたれています。
星が監視しているので、身動きすることを止めているようです。
夜は耐え忍んで、静かに朝がくるのを待っているのです。

試訳
あなたが話してくれないなら、あなたの沈黙で心を満たし、それに堪えましょう。
わたしは静かに待ちます。星が監視する夜のように、忍耐強く、頭を低く垂れて。

Gitanjali18-4

第18篇

雲は雲を覆い、あたりは暗くなりました。
ああ愛しい人よ。 
どうしてわたし一人を外で待たせるのですか。
昼間、仕事が忙しい時は、人ごみの中にいたのに、
この暗い寂しい夜に、わたしが会いたい人はあなたしかいません。
もしあなたが御顔を見せてくれないのなら、わたしを一人ぼっちにしておくなら、
この長雨の時をどのように過ごせばよいのでしょう。
暗い空のはるか彼方をみつめたまま
わたしの心は歎きつつ 止むことのない風とともに さまよい続けます。

Gitanjali18-3

If thou showest me not thy face, if thou leavest me wholly aside, I know not how I am to pass these long, rainy hours.
I keep gazing on the far-away gloom of the sky, and my heart wanders wailing with the restless wind.

「あなた」は「わたし」に御顔を見せてくださいません。
わたしは「あなた」に会うこともできず、一人ぼっちです。
この寂しさを癒してくださるのは「あなた」しかいないのです。
もうすぐ夏が終わり長雨の降る時期がやってきます。
家に閉じこもることが多くなる季節です。
「あなた」に会いに行くことも、「あなた」の御前で歌を歌うこともできません。
「わたし」はいったいどうやって過ごしたらよいのでしょう。
空は真っ暗ですが、「わたし」は「あなた」がおられるであろう空のはるかかなたを見つめます。
わたしの心は「あなた」に会うことのできない嘆きで溢れています。
「わたし」の心は風とともに「あなた」を求めてさまよっているのです。

試訳
もしあなたが御顔を見せてくれないのなら、わたしを一人ぼっちにしておくなら、
この長雨の時をどのように過ごせばよいのでしょう。
暗い空のはるか彼方をみつめたまま
わたしの心は歎きつつ 止むことのない風とともに さまよい続けます。

Gitanjali18-2

In the busy moments of the noontide work I am with the crowd, but on this dark lonely day it is only for thee that I hope.

昼間、市場のイベントで人ごみのなかにいて忙しく動き回っていたのに、
夜が来て、一人になったことを知ると、寂しくなります。
「わたし」は神なる主である「あなた」に会いたいのです。
「あなた」に会って癒していただきたいのです。

試訳
昼間、仕事が忙しい時は、人ごみの中にいたのに、
この暗い寂しい夜に、わたしが会いたい人はあなたしかいません。

Gitanjali18-1

Clouds heap upon clouds and it darkens. Ah, love, why dost thou let me wait outside at the door all alone?

雲が空を覆いつくし、あたりは一面すっかり暗くなってしまいました。
「わたし」の心も雲に覆い尽くされて暗くなっています。
「わたし」は「あなた」の愛を待っているのですが、「あなた」の愛は「わたし」に届きません。
「わたし」は一人で茫然と立ちつくしています。

試訳
雲は雲を覆い、あたりは暗くなりました。
ああ愛しい人よ。 どうしてわたし一人を外で待たせるのですか。

Gitanjali17-5

第17篇

わたしはあなたの愛を待つばかりです。ついには あなたの御手に 身を委ねるために。
だからこんなに遅くなってしまったのです。
だからこんなに怠りの罪を犯してしまったのです。
人々は 掟と規則で わたしを縛り付けようとしますが、わたしはそれを避けています。
わたしは愛を待つばかりです。ついには 御手に 身を委ねるために。
人々はわたしを非難し、分別がないと言う。
あの人たちが わたしを責めるのは もっともなことなのです。
市場は終り、忙しく働く人々も皆、仕事をすっかり済ませました。
わたしを呼んで一日を無駄にした人々は怒って帰りました。
わたしは 愛を待つばかりです。ついには 御手に 身を委ねるために。

Gitanjali17-4

17-4 The market day is over and work is all done for the busy.
Those who came to call me in vain have gone back in anger.
I am only waiting for love to give myself up at last into his hands.

 今日は定期市の立つ日でした。
その市も終わりました。
忙しく働く人々も皆、仕事を終え、店じまいも終わりました。
わたしを市のイベントに呼んだ男は、
「わたし」が祭りにふさわしい曲目を演奏しなかったので、
一日を無駄にしてしまったと怒って帰っていきました。

試訳
わたしを呼んで一日を無駄にした人々は怒って帰りました。
わたしは 愛を待つばかりです。ついには 御手に 身を委ねるために。