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マザー・テレサ ~二つの聖体拝領


マザー・テレサの講演の内容なので、ご存知の方も多いかもしれませんが、内容を簡単に書き記しておこうと思います。

「わたしは毎日二つの聖体拝領で生きています」という話です。
「一つは朝、祭壇からパンの形でいただいています。」
  これがカトリックや聖公会が行うミサの中で与えられるご聖体です。
「二つ目は町中で貧しい人の中でいただいています。」
  ・・・これはいったい何のことだろうと思うのですが、こういうことでした。
「この間、わたしが歩いていたら溝に何か落ちていました。引き上げてみたらおばあさんです。そして体はネズミにかじられウジがわいていました。連れて帰って体をきれいに拭いてあげて抱いたら、おばあさんがぱっと目を開いてわたしを見て、『サンキュー』と言って、静かに息を引き取りました。その顔は、それはそれはきれいでした。」

「このおばあさんがご聖体」だったと言われるのです。
わたしたちはミサに与り、ご聖体を頂いて、イエス・キリストが自分の体の中に留まることを意識します。
クリスチャンでなければなかなか理解しにくいことですが、
このご聖体によって、日々の喜びを分かち合い、日々の苦難を乗り越えるのです。

マザー・テレサにとっては、この死にかけたおばあさんもご聖体でした。
半ば世の中から見捨てられた人間が、人間性を取り戻し、マザー・テレサに感謝し、喜びを分かち合おうとしたのです。
マザー・テレサにとってはその喜びの分かち合いが、イエスキリストの体そのものだったのです。

これはわたしたちも同じはずです。
ほんのちょっとしたことであっても、手を差し伸べて喜んでもらえたことが、自分自身にとって大きな喜びになり、その中に神さまの恵みを見出すのです。

喜びを分かち合うことができる人と人との関係こそがわたしたちを生かしてくれる活力になるのだと思います。
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